Prime Videoで映画『国宝』を観ました。
話題になっていた映画なので、以前から気になっていた作品です。
ただ、正直に言うと、観る前は「歌舞伎の映画か……」くらいの感覚でした。
歌舞伎について詳しいわけでもありません。
ましてや、2時間54分という上映時間。
「長い映画だな」と思っていました。
ところが、実際に観始めてみると、その考えは完全に変わりました。
2時間54分が、あっという間でした。
こんなに夢中になって観た映画は、久しぶりです。
「国宝」を観て、今さらですが歌舞伎に興味を持った
一番大きな変化は、映画を観終わったあと、
「歌舞伎を実際に観てみたい」
と思ったことです。
今さらですが、歌舞伎に興味を持ちました。
映画の中で描かれる舞台を観ていると、歌舞伎ってこんなに迫力があるんだ、こんなに美しいものなんだ、と感じます。
それまで私の中では、歌舞伎というと、
「伝統芸能」
「ちょっと敷居が高い」
「難しそう」
というイメージがありました。
でも『国宝』を観て、そのイメージがかなり変わりました。
機会があれば、ぜひ実際の舞台を観てみたいです。
ただ……ここで一つ問題があります。
歌舞伎を観たいけれど、何を観ればいいのかわからない
「歌舞伎を観てみたい」と思ったものの、いざ観に行こうとすると、
「何を観ればいいの?」
となってしまいます。
どんな題材があるのか。
どういうお話なのか。
歌舞伎ならではのお約束事は何なのか。
どこを見れば面白いのか。
何も知らない状態で劇場に行っても大丈夫なのかな……と、少し躊躇してしまいます。
映画『国宝』を観たことで、歌舞伎そのものには興味を持ったのですが、同時に、
「初心者向けの歌舞伎の楽しみ方を少し勉強してから観に行ったほうがいいのかな」
とも思いました。
でも、こうやって「実際に観てみたい」と思えたこと自体が、私にとっては大きな変化でした。
吉沢亮さんと横浜流星さんの演技が素晴らしすぎる
そして、この映画について絶対に書いておきたいのが、
吉沢亮さんと横浜流星さんの演技です。
本当に素晴らしかった。
「上手い」という一言では足りないくらいでした。
映画の中で二人が歌舞伎役者として成長していく姿を観ていると、
「これは役者さんが演じているんだよね?」
と思ってしまうほど、その世界に入り込んでしまいました。
表情や立ち姿、所作。
そして舞台に立ったときの存在感。
二人とも、とにかく凄かったです。
日本の役者って、こんなに凄かったんだ
実は私、これまで日本の俳優さんたちの演技について、
「もちろん上手い人はたくさんいる」
とは思っていました。
でも、正直なところ、
「世界に通用するほど、日本の役者の演技ってそんなに凄いのかな?」
という気持ちも少しありました。
もちろん、これは日本の役者さんを否定していたわけではありません。
ただ、これまで映画を観ていても、そこまで強烈に「日本の役者って凄い!」と思った経験がなかったんです。
ところが『国宝』を観て、その考えが完全に覆されました。
「日本の役者、凄いじゃない!」
と思いました。
しかも、ただセリフを上手に言うというレベルではありません。
身体の動き、表情、視線、立ち方。
そして、その人物が生きてきた人生まで感じさせるような演技。
吉沢亮さんと横浜流星さんを観て、
「これが俳優の演技なんだ」
と、改めて感じました。
2時間54分が短く感じた映画は久しぶり
映画の上映時間を見たときには、正直、
「2時間54分は長いな」
と思いました。
ところが実際には、
「え?もうこんな時間?」
という感じでした。
映画を観ている途中で時計を確認することもなく、完全に物語の中に入り込んでいました。
評判になった映画を観ることはこれまでもありました。
「確かに面白いな」と思う作品もあります。
でも、
「時間を忘れて夢中になる」
という感覚は、久しぶりでした。
『国宝』は、まさにそんな映画でした。
歌舞伎を知らない私でも、物語に入り込めた
歌舞伎の知識がほとんどない私でも楽しめたのは、歌舞伎そのものだけではなく、人間ドラマとして描かれていたからだと思います。
生まれた家。
才能。
努力。
嫉妬。
友情。
家族。
そして、自分の人生を芸に捧げるということ。
歌舞伎の世界を描いているのに、観ているうちに「これは歌舞伎の話だけじゃないな」と思えてきます。
人間が何かを極めようとしたとき、何を犠牲にするのか。
才能がある人には、その人にしかわからない苦しみがある。
恵まれた環境に生まれた人にも、別の苦しみがある。
そんなことまで考えさせられました。
「国宝」というタイトルの意味を考えてしまう
映画を観終わったあと、「国宝」というタイトルについても考えました。
国宝という言葉から、最初は伝統芸能や文化財のようなものをイメージしていました。
でも、この映画を観ると、
「人間そのものが国宝になる」
ということなのかな、とも感じました。
長い時間をかけて芸を磨き、人生をかけて一つのものを極める。
そこまでして生み出されたものだからこそ、人の心を動かす。
そんな世界を見せてもらったような気がします。
映画を観て、自分の「知らない世界」に興味が湧いた
今回『国宝』を観て、もう一つ感じたことがあります。
それは、
知らないからといって、最初から遠ざけなくてもいいんだな
ということ。
歌舞伎は、私にとって「ちょっと難しそうな世界」でした。
でも、映画を一本観ただけで、
「実際の舞台も観てみたい」
と思うようになりました。
もちろん、まだ何もわかりません。
だからこそ、少しずつ調べてみようかなと思っています。
どんな演目が初心者向きなのか。
歌舞伎独特のお約束は何なのか。
役者さんはどんなところを見てほしいのか。
そんなことを知ってから実際の舞台を観たら、もっと面白いのかもしれません。
まとめ|「国宝」は私の映画の見方まで変えた
映画『国宝』は、私にとってかなり印象に残る作品になりました。
何より、
2時間54分が短く感じるほど夢中になった。
これは、最近観た映画の中でもかなり久しぶりの感覚です。
そして、吉沢亮さんと横浜流星さんの演技には本当に驚かされました。
これまで日本の役者さんの演技を観て、
「世界に通用するほど凄い」
とまで強く感じたことは、正直あまりありませんでした。
でも『国宝』を観て、その考えが変わりました。
「日本の役者って、こんなに凄いんだ」
そう思わせてくれた作品です。
そして、まさか映画を一本観たことで、
「歌舞伎を実際に観てみたい」
と思うようになるとは、自分でも少し驚いています。
まだ、どんな演目を観ればいいのかも、歌舞伎のお約束事もよくわかりません。
だから、実際に劇場へ行くのは少し勇気がいります。
でも、せっかく興味を持ったのだから、これをきっかけに少し歌舞伎の世界を知ってみようかなと思っています。
映画『国宝』、観てよかったです。
そして久しぶりに、
「映画って、やっぱりいいな」
と思わせてくれる一本でした。
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