こんにちは。
今回は、昭和の少女漫画を思い出しながら、高橋千鶴先生の『GOOD MORNING メグ』と、その続編『Let’s Smile メグ』を振り返ってみたいと思います。
この作品を読んでいると、今とは少し違う昭和の学校生活や恋愛漫画の雰囲気がよみがえってきます。
そして何より懐かしいのが、
「ちょっと不良っぽい男の子が女の子に人気がある」
という、あの時代ならではの設定です。
子どものころに読んでいたら、きっと「こんな男の子がいたら好きになっちゃう!」と思った人も多かったのではないでしょうか。
『GOOD MORNING メグ』のあらすじ
主人公は、新聞部に所属する高校2年生の朝川恵。
小柄でおてんばな女の子で、スクープを追いかけるためなら、不良たちの喧嘩にも飛び込んでしまうような行動派です。
そんな恵が、不良たちの喧嘩に乗り込んだとき、助けてくれたのが1年生の不良少年・橘良平でした。
口が悪くて生意気な良平。
ところが、実は優しいところもある。
そんな良平に、恵は次第に惹かれていきます。
ところが、人気者の良平と仲良くしている恵をよく思わない女の子たちがいました。
なんと、1年生の女子たちから嫌われてしまう恵。
好きな男の子が学校で人気者だからこそ起こる、少女漫画らしい恋の波乱が描かれていきます。
続編『Let’s Smile メグ』では恵も3年生に
『GOOD MORNING メグ』の続編が『Let’s Smile メグ』です。
恵は3年生になり、受験を控えた高校生活を送っています。
一方、年下のボーイフレンド・橘良平は相変わらずの人気者。
当然のようにファンクラブの女の子たちから嫌がらせをされる恵。
このあたりも、昭和の少女漫画らしい展開ですよね。
そして、さらに大きな事件が起こります。
なんと、知らない間に番長になっていた良平。
そんな良平が、他校の不良たちによって万引きの罪をなすりつけられてしまいます。
その結果、良平は謹慎処分に。
恵と良平の恋はどうなってしまうのか――。
続編では、恋愛だけではなく、受験や学校生活、そして良平を取り巻く不良たちとのトラブルなども絡んできます。
昭和の恋愛漫画は「同じ学校の男の子」が憧れだった
この2作品を思い出して、あらためて感じるのが、昭和の少女漫画に登場する恋愛の距離感です。
主人公の女の子が恋する相手は、
同じ学校の同級生だったり、下級生だったり、上級生だったり。
毎日顔を合わせることができる、身近な男の子なんですよね。
今の恋愛漫画とは違って、特別な世界の王子様というより、
「学校にこんな男の子がいたらいいな」
と思わせてくれる存在でした。
そして、当時の少女漫画で人気だったのが、ちょっと不良っぽい男の子。
口が悪かったり、喧嘩が強かったり、学校ではちょっと怖がられていたり。
でも、主人公に対しては優しい。
このギャップに少女たちは弱かったのではないでしょうか。
昭和の「ヤンキー人気」も懐かしい
今振り返ると、この作品には当時の時代の空気がたくさん詰まっています。
昭和の頃は、ヤンキーや不良少年が女の子たちの憧れになることも珍しくありませんでした。
もちろん現実の不良少年と漫画の中の不良少年は別物なのですが、
「怖そうなのに、本当は優しい」
というキャラクターは、少女漫画ではとても魅力的でした。
橘良平もまさにそのタイプ。
普段は口が悪くて生意気なのに、恵を助けてくれる。
そんなところを見ると、主人公の恵が良平に惹かれていく気持ちも分かります。
読んでいると「初恋」を思い出す
私がこの作品を読んで特に懐かしく感じるのは、ストーリーそのものだけではありません。
読んでいると、
子どものころの甘酸っぱい初恋や、憧れの男の子
を思い出すような感覚があります。
実際に自分が好きだった男の子。
学校で人気のあった男の子。
ちょっとやんちゃで、女の子から注目されていた男の子。
そんな記憶が、少女漫画を読んでいるうちにふっとよみがえってくるんですよね。
もちろん、今の自分が読めば「こんなこと、今では考えられないな」と思う場面もあります。
でも、それも含めて懐かしい。
作品の中に、その時代の少女たちが憧れていた恋愛の形が残っているように感じます。
大人になってから読むと違う楽しみ方ができる
子どものころに少女漫画を読んでいたときは、
「恵と良平、どうなるの?」
という恋の行方ばかり気になっていたかもしれません。
でも、大人になってから振り返ってみると、恋愛だけではなく、
- 昭和の高校生活
- 当時の不良少年・少女の描かれ方
- 学校での人間関係
- 女の子同士の嫉妬
- 年下の男の子との恋
- 受験を迎える高校3年生の生活
など、さまざまな部分が見えてきます。
そして何より、「あの頃の少女漫画って、こんな感じだったな」と思わせてくれる作品です。
まとめ|昭和の少女漫画には「あの頃の恋」が詰まっている
高橋千鶴先生の『GOOD MORNING メグ』と『Let’s Smile メグ』は、昭和の少女漫画らしい恋愛の魅力を思い出させてくれる作品です。
小さくておてんばな恵と、ちょっと不良っぽいけれど優しい良平。
同級生ではなく、1歳年下の男の子との恋という設定も、当時の少女漫画らしい可愛らしさがあります。
そして、作品を振り返っていると、物語だけではなく、自分自身の子どものころの記憶までよみがえってきます。
昭和の頃は、漫画の中の男の子に憧れて、
「こんな男の子と付き合えたらいいな」
なんて思ったものです。
今となっては遠い昔のことですが、少女漫画を読み返すと、そんな甘酸っぱい初恋の気持ちまで一緒によみがえってくる。
それも、昔の少女漫画を読み返す楽しさなのかもしれません。
『GOOD MORNING メグ』と『Let’s Smile メグ』は、そんな昭和の少女漫画が好きだった方にとって、懐かしい青春の一冊として楽しめる作品だと思います。
📖 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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